こんにちは、ローカルAI工房のコーボーです。
AIパソコンを選ぶとき、グラボのVRAMは気にするのに、メインメモリ(RAM)は「とりあえず32GB」で流していませんか。私もそうでした。ところが2026年に入ってから、動画生成AIの新しいモデルで「推奨RAM 64GB」という表記を見かけるようになり、私のPC(RAM 32GB)でひとつ、試すのをあきらめたモデルが出てきたんです。この記事では、RAM 32GBで画像生成と動画生成を毎日回している私の実体験をもとに、32GBで足りる用途・64GBが要る用途・そして2026年のメモリ相場をふまえた増設の判断まで、まとめていきますね。
- AIパソコンでメインメモリが何に使われているか
- 画像生成・動画生成・ローカルLLMそれぞれのメモリ目安
- RAM 32GBで動画生成AIを見送ることになった実体験
- 2026年のメモリ高騰をふまえた増設・買い替えの判断基準

結論:画像生成は32GB、動画生成は64GBが視野
先に結論を言います。AI画像生成が目的なら、メインメモリは32GBで足ります。私自身、RAM 32GBの環境でAIイラスト制作の実務を毎日回していて、メモリが原因で困った場面はほぼありません。一方で、動画生成AIを本気でやるなら64GBが視野に入ってきた、というのが2026年の空気です。
用途別のメインメモリ目安(2026年9月時点・私の実体験+一般的な目安)
・16GB:画像生成の最低ライン。動くが、モデルの切り替えで待たされる
・32GB:画像生成の標準。SDXL系+LoRA複数+大量生成で困らない(実体験)
・64GB:動画生成AIの推奨ラインに入ってきた。RAM 64GB推奨のモデルが登場(実体験:32GBで見送り)
・128GB〜:動画生成の大型モデルや、ローカルLLMの大型モデルをRAMに載せる人向け
| 用途 | 32GBでの判定 | 補足 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| SDXL系イラスト生成(LoRA併用) | ◎ 足りる | 毎日の実務で使用中。詰まったことがない | 実体験 |
| FLUX系など大型画像モデル | ○ 足りる | fp8・GGUF版なら余裕。フル精度版の読み込みは重い | 目安 |
| Wan 2.2 動画生成(576×1024・5秒) | ○ 足りる | 32GBで一晩20本の夜間バッチを完走 | 実体験 |
| MiniMax H3 動画生成 | △ 推奨は64GB | 32GBでは見送り。不足するとSSD退避で極端に遅くなる報告あり | 実体験(見送り)+目安 |
| ローカルLLM(VRAMに収まるサイズ) | ◎ 足りる | 7〜14Bの量子化モデルは32GBで問題なし | 目安 |
| ローカルLLM(VRAMからあふれる大型) | △ 64GB〜 | あふれた分をRAMで受けるので容量が直撃する | 目安 |
表の中身は執筆時点(2026年9月)のものです。モデルや実行ソフトの更新で条件は変わるので、最新の正確な情報は各モデル・ソフトの公式サイトでご確認ください。
私の考えを一言でまとめると、「VRAMを優先して選ぶ方針は変わらない。ただし動画生成に手を出すなら、メモリ64GBを最初から視野に入れる」です。そしてもうひとつ、2026年はメモリの値段が大きく動いていて、「あとで増設すればいい」が通用しにくくなっています。そこは記事の後半でくわしく書きますね。
「グラボさえ良ければメモリは適当でいい」は、画像生成の時代なら正解だったんですよね。動画生成が入ってきて、その前提が少しずつ崩れてきた感じがしますよ。
なぜVRAMだけでなくメインメモリが要るのか
「AIの計算はグラボがやるんだから、メインメモリは関係ないのでは?」と思う方も多いと思います。実は、ローカルAIではメインメモリが「モデルの置き場」と「VRAMの逃げ場」という2つの役割を持っていて、どちらも容量が足りないと生成が止まったり極端に遅くなったりするんです。

メインメモリは「モデルの置き場」
Stable Diffusion系のモデルは、SSDから読み込まれて、まずメインメモリに置かれ、そこからグラボのVRAMへ送られます。SDXL系のモデル1つで約6〜7GB、動画生成のWan 2.2の構成だと、モデルファイル一式で約48GBありました。もちろん一度に全部がRAMに載るわけではないですが、モデルの読み込みや切り替えのたびに、メインメモリが作業台として使われるわけです。
ここが狭いと何が起きるかというと、モデルを切り替えるたびにSSDから読み直しになって待たされます。RAM 16GBの環境で「モデルを変えると毎回1分近く待つ」という話をよく聞くのは、だいたいこれが原因ですね。32GBあれば、よく使うモデルがメモリ上に残ってくれるので、切り替えがサクサクになります。
VRAMからあふれた分はRAMへ、次はSSDへ
もうひとつの役割が「逃げ場」です。私の記事でよく出てくるForge系のUIやComfyUIは、VRAMに載りきらないモデルの一部をメインメモリに逃がす仕組みを持っています。VRAM 12GBのグラボでFLUX系や動画生成モデルが「一応動く」のは、この逃げ場のおかげなんですよ。
問題は、逃げ場のメインメモリまであふれたときです。そうなると、次の逃げ場はSSD(Windowsのページファイル)になります。SSDはメモリより桁違いに遅いので、生成が止まらないまでも「1ステップに数十分」のような極端な遅さになります。VRAM不足のエラーは「落ちて分かる」のに対して、RAM不足は「終わらなくて分かる」。ここが厄介なところですね。
3段階の置き場を速い順に並べると
VRAM(グラボの上・最速)→ メインメモリ(RAM・十分速い)→ SSD(ページファイル・極端に遅い)。ローカルAIが快適に動く条件は、「モデルと作業データがVRAM+RAMの範囲に収まっていること」です。VRAMが足りないときにRAMが受け止め、RAMも足りないとSSDに落ちて激遅になる、と覚えておくと判断しやすいですよ。
VRAM不足は「落ちる」、RAM不足は「終わらない」。症状が違うので、遅いだけのときはメモリを疑ってみるといいですね。
画像生成:RAM 32GBで実務が回っている
ここからは私の実体験です。私の環境はRyzen 7 9800X3D、メインメモリ32GB(DDR5)、グラボがRTX 4070 SUPER(VRAM 12GB)という構成で、Stable Diffusion系のローカルUI「Forge Neo」を毎日使っています。この構成でメモリが足りなくなる場面があったのか、正直に書きますね。
SDXL+LoRA+大量生成で詰まったことがない
結論から言うと、画像生成の実務でRAM 32GBが足りなくなったことは、一度もありません。SDXL系のモデルで1024×1536の縦長イラストを、LoRAを複数枚重ねて、ワイルドカードでプロンプトを自動で変えながら大量生成する、という使い方を毎日していますが、VRAM不足で止まることもほぼなく、メインメモリの不足で遅くなった感覚もないです。
1枚あたりの生成時間は、1024×1536・サンプリング回数20で実測約10秒(バッチ1)。この速度が1日中安定して出ている、というのがRAM 32GBの実力だと思ってもらえれば。モデルの切り替えも、よく使う数本ならすぐ終わります。
一般的な目安でも、画像生成のメインメモリは「16GBが最低ライン、32GBが標準」と言われていて、私の実感もそのままです。画像生成が目的で、これからPCを買う人は32GBで十分。ここに64GBを積むお金があるなら、グラボのVRAMを12GBから16GBに上げる方に回した方が、体感で効きますね。VRAMの容量ごとにできることの違いはVRAM 12GBで何ができる?画像生成・動画・LLMの実測目安にまとめています。
大型画像モデルでRAMが効く場面
32GBで唯一「RAMを意識した」のは、FLUX系のような大型の画像モデルです。フル精度版はモデル本体だけで20GBを超えるので、VRAM 12GBには載りません。実行ソフトが載りきらない分をメインメモリに逃がすことで動くのですが、このときRAM側に十数GBの余裕が必要になります。32GBあれば足りますが、16GBだとこの逃げ場がなくて、SSDに落ちて激遅になるわけです。
ただ、これも執筆時点では「fp8版やGGUF版を選べば、そもそも逃がす量が減る」ので、32GBで困る場面はほぼありません。私の実務の中心はSDXL系なので、ここは一般的な目安として書いていますが、大型モデルを試す人ほど「VRAM 12GB+RAM 32GB」の組み合わせが最低限の安全圏、と考えておくとよいですね。
◆コーボーのワンポイント
「メモリが足りているか」を確かめるいちばん簡単な方法は、生成中にタスクマネージャーの「パフォーマンス」タブでメモリの使用率を見ることです。生成のピークで90%を超えていたり、SSDのアクセスが張り付いていたりすれば、RAMが逃げ場として限界に来ているサイン。逆に60〜70%で落ち着いているなら、増設しても体感は変わりません。私の画像生成では、ここが張り付いたことはないですよ。
画像生成に限れば、32GBで「足りない」と感じたことは本当にないんですよね。迷っているなら、その予算はグラボに回すのが正解だと思いますよ。
動画生成:RAM 64GBが次の壁になった話
ここからが、この記事を書くきっかけになった話です。2026年8月に、私はRAM 32GBのままで2つの動画生成AIに向き合いました。1つは問題なく運用できて、もう1つは見送ることになった。その違いがそのまま「32GBの境目」です。

Wan 2.2は32GBで夜間バッチが回った
まず、動画生成AI「Wan 2.2」です。ComfyUIのポータブル版に、画像から動画を作る14B fp8版のモデル(high/lowの2段構成)と、少ないステップで仕上げる軽量化LoRAを組み合わせた構成で、モデルファイルは合計約48GB。この構成をRAM 32GB・VRAM 12GBで動かして、576×1024・5秒の動画が1本あたり約15〜27分で生成できました。
そして夜間バッチ。キューに20本積んで寝て、翌朝、約9時間で全部できあがっていました。この間、RAMが原因で止まったことは一度もありません。つまりWan 2.2クラスの動画生成なら、32GBで実用になる、というのが私の実測です。一般的な目安でも「Wan 2.2は32GB推奨、16GBだと落ちやすい」と言われていて、32GBはちょうど推奨ラインに乗っている感じですね。導入手順と解像度ごとの目安は動画生成AIをローカルで始める方法|ComfyUI+Wanを解説にまとめています。
ちなみに、このとき詰まったのはRAMではなくVRAMの方でした。720×1280に上げるとCUDA out of memoryで落ちて、576×1024が12GBの実用上限。Wan 2.2の時点では、まだ「壁はVRAM」だったわけです。
MiniMax H3を32GBで見送った理由
次に、2026年8月上旬に公開された「MiniMax H3」という動画生成モデルです。音声つきの動画を生成できて、最大2K相当の解像度で約15秒まで作れるという、Wan 2.2より一段上のモデル。ComfyUIが公式に対応していて、私も当然試したかった(出典:ComfyUI公式ドキュメント MiniMax H3チュートリアル)。
ところが、このモデルの推奨環境を見ると、VRAMは12GB以上で動くのに、メインメモリは64GB以上推奨と書かれていました。VRAMに載りきらない分をメインメモリに逃がす前提の設計で、逃げ場のRAMを大量に食うわけです。実際に動かした人の報告を見ると、生成中のメモリ使用量が40GB台に達したとか、RAMが足りずSSDに退避して1ステップに数十分かかった、という話が出ていました。
私のPCは32GBです。VRAM 12GBは条件を満たしているのに、RAMの方で引っかかる。これは初めての経験でした。Wan 2.2までは「壁はVRAM」だったのに、H3では「壁はRAM」に変わったんです。「動かなくはないだろうけど、SSDに落ちて1本に何時間もかかるなら、実務では使えない」と判断して、今回は見送りました。
「VRAMを満たしているのにRAMで止まる」が動画生成で起き始めている
2026年の動画生成モデルは、VRAMの要件を下げる代わりにメインメモリへ逃がす設計が増えています。VRAM 12〜16GBのグラボで動画生成を本気でやるなら、RAM 64GBはもう「余裕」ではなく「推奨ライン」に入りつつあります。グラボだけ見て買うと、ここで足止めを食うので注意してくださいね。
ちなみに、BTOメーカーの解説でも「動画生成AIは64GB以上、場合によっては128GB以上」という目安が示されていて、私の実感と一致しています(出典:サイコム公式 「生成AI」を快適に使うためのパソコンを探る)。画像生成の時代には大げさに聞こえた数字が、動画生成では現実的な目安になってきた、ということですね。
グラボは条件を満たしているのに、メモリで止まる。この悔しさは、実際に味わうまで想像できなかったですね。動画生成をやる人は、私と同じ足止めを食わないでほしいですよ。
増設か買い替えか:2026年の相場で判断
「じゃあ64GBに増設すればいい」と思った方、ここで一度立ち止まってください。2026年はメインメモリの値段が大きく動いていて、「後から2万円で増設」という少し前の感覚が通用しなくなっています。私が見送りを決めたのも、実はこの相場が理由の半分なんです。

32GB→64GB増設の費用と、枚数の落とし穴
執筆時点(2026年9月)のDDR5メモリの実売価格は、32GBキット(16GB×2枚)でおおむね6万円前後、64GBキット(32GB×2枚)で9〜11万円前後が目安です。2026年1月にピークをつけて春にいったん下がったものの、夏からまた上がり始めていて、少し前なら2万円台で買えた感覚からすると3倍前後の水準。背景にはAI向けメモリの増産で一般向けの供給が圧迫されていることや、円安があると言われています。価格は変動が大きいので、購入時点の実売価格を必ず確認してくださいね。
そしてもうひとつ、増設には枚数の落とし穴があります。私のPCのように16GB×2枚で32GBの構成だと、「16GBを2枚足して4枚で64GB」にしたくなりますよね。ところがDDR5は4枚挿しにすると、安定性のためにメモリの動作クロックが落ちる仕様のマザーボードが多く、相性トラブルも増えます。一般的には「32GB×2枚のキットに入れ替える」のが定石で、つまり元の2枚は余ってしまう。増設というより買い替えに近いんです。
| 方法 | 費用の目安(2026年9月時点) | 注意点 |
|---|---|---|
| 16GB×2を足して4枚で64GB | 約6万円 | クロック低下・相性リスク。おすすめしにくい |
| 32GB×2キットに入れ替え | 約9〜11万円 | 定石の方法。元の2枚が余る |
| BTO購入時に64GBを選ぶ | カスタマイズ差額(機種により異なる) | 相性・枚数の問題をメーカー側で解決済み |
私が今回、増設せずに見送った理由はここです。画像生成の実務は32GBで完全に回っているのに、試したいモデル1本のために10万円前後を今の相場で払うのは割に合わない。逆に言えば、動画生成で収益を出す予定がある人や、H3クラスのモデルを日常的に使う人なら、10万円は投資として十分に回収できる金額だとも思います。
◆コーボーのワンポイント
増設を決める前に、自分のマザーボードのメモリスロット数と、今刺さっている枚数を確認してください。タスクマネージャーの「メモリ」の右下に「使用スロット 2/4」のように出ます。2枚刺さりの32GBなら、足すのではなく32GB×2への入れ替えが基本。また、RAMの不足で遅くなっているだけなら、当面はWindowsのページファイルを大きめに設定して「落ちない」状態を作る、という応急処置もありますよ。速くはなりませんが、途中で止まるよりはましです。
BTOで最初から64GBを選ぶべき人
これからAIパソコンを買う人にとっては、話がだいぶ簡単になります。BTOの注文時にメモリを64GBにしておくだけで、枚数の落とし穴も相性の問題もメーカー側が解決してくれるからです。後からの増設が「入れ替え」になって元の2枚が無駄になることを考えると、最初から64GBにする方が結果的に安く済むケースが多いですね。
では、誰が64GBを選ぶべきか。私の判断基準はこうです。
| あなたの用途 | おすすめのメモリ | 理由 |
|---|---|---|
| AI画像生成が中心 | 32GB | 実務で困らない。差額はVRAMに回す方が効く |
| 画像生成+動画生成を「試したい」 | 32GB(余裕があれば64GB) | Wan 2.2クラスは32GBで回る |
| 動画生成を「本気でやる」 | 64GB | RAM 64GB推奨のモデルが増えている。後からの増設は割高 |
| VRAMからあふれる大型のローカルLLM | 64GB〜 | あふれた分をRAMで受けるので容量が直撃 |
| 動画生成+LLMを両方、長く使う | 64〜128GB | モデルの大型化に数年先まで追いつける |
基本の方針は変わりません。まずVRAMに予算を寄せて、動画生成に用がある人だけメモリを64GBに上げる。VRAM・メモリ・CPUの優先順位のつけ方は生成AI向けパソコンのスペック|GPU・メモリ・CPUの目安で、機種の選び方はAI画像生成向けパソコンおすすめ|失敗しない選び方完全版でくわしく解説しているので、あわせて読んでみてください。
「あとで増設すればいい」が効かなくなったのが2026年の変化ですね。買うときに64GBにしておく判断は、以前より重みが増していると思いますよ。
AIパソコンのメモリでよくある質問
画像生成だけなら16GBでも動きますか?
動きます。ただ、モデルを切り替えるたびにSSDから読み直しになって待たされますし、FLUX系のような大型モデルではVRAMからあふれた分の逃げ場がなくて極端に遅くなります。これから買うなら32GBが標準ですね。16GBのPCをすでに持っている人は、まず今の環境で試してみて、待ち時間が気になったら増設を考えれば十分ですよ。
VRAMとメインメモリ、どちらを優先して予算を使うべきですか?
画像生成が目的ならVRAMです。メモリを32GBから64GBに上げても生成速度は変わりませんが、VRAMを12GBから16GBに上げると「できること」の範囲が広がります。メモリを優先すべきなのは、動画生成やVRAMからあふれる大型のローカルLLMに用がある人だけ、と考えてください。
メモリの速度(DDR5-5600とか6000とか)はAI生成に影響しますか?
一般的な目安として、AI生成では容量の方がはるかに重要で、速度の差は体感しにくいです。VRAMからあふれたデータのやり取りで多少の差は出ますが、「速度を上げるより容量を増やす」が基本。速度の高いメモリは4枚挿しで安定しにくくなる側面もあるので、無理に高速品を選ぶ必要はないですよ。
RAM 32GBのままで、64GB推奨のモデルを無理やり動かす方法はありますか?
Windowsのページファイルを大きめに設定すれば、SSDを逃げ場にして「落ちずに完走する」ことは可能な場合があります。ただしSSDはメモリより桁違いに遅いので、1本に何時間もかかる覚悟が必要です。動作確認や、ごくたまに使うだけなら手ですが、日常的に使うなら64GBに上げる方が現実的ですね。
今はメモリが高いので、値下がりを待つべきですか?
執筆時点(2026年9月)では、2027年前半まで高止まりするという見方が多く、年内の大きな値下がりは期待しにくい状況です。画像生成が目的なら32GBで足りるので待つ必要はありません。動画生成で今すぐ64GBが要る人は、BTO購入時にまとめて選ぶ方が単品増設より条件がよい場合があるので、カスタマイズ差額を確認してみてください。最新の価格は必ず購入時点で確認してくださいね。
まとめ:メモリの壁は動画生成をやるかで決まる
最後に要点をまとめますね。
・メインメモリは「モデルの置き場」と「VRAMの逃げ場」。VRAM不足は落ちる、RAM不足は終わらない
・AI画像生成が目的なら32GBで足りる。実務でSDXL+LoRA+大量生成を毎日回して困ったことがない(実体験)
・動画生成はWan 2.2クラスなら32GBで実用(夜間バッチ20本完走・実体験)
・2026年8月公開のMiniMax H3はRAM 64GB推奨。VRAMは足りるのにRAMで見送った(実体験)
・2026年9月時点でDDR5は高騰中。64GBキットで9〜11万円前後、4枚挿しは避けて32GB×2に入れ替えが定石
・これから買う人は、動画生成に用があるならBTO注文時に64GBを選ぶ。画像生成だけなら差額はVRAMへ
VRAMを最優先で選ぶ、という工房の方針は変わりません。ただ、動画生成AIの登場で「VRAMの次の壁」がはっきり見えてきたのも事実です。あなたがその壁に用があるかどうかで、メモリの答えは決まります。私のように「グラボは条件を満たしているのにメモリで足止め」にならないよう、買う前にこの記事が役に立てばうれしいです。